昨晩の海外市場は、アジア時間に拡大した円売りに利食いが優勢となるも、NY株価3指数が、米長期金利の上げ渋りを受けて、揃って続投したこともあって、再びクロス円中心に買い戻しが優勢で引けた。米4月貿易収支は予想より悪化、イエレン財務長官が「米国は、許容できないレベルのインフレに直面している」と発言したが反応は見えなかった。
ドル円は、東京時間の高値133.00から、米10年物国債利回りが、3.062%から2.957%まで低下したことで132.31まで一時下落、ユーロドルは、1.0652まで下落後、ECB理事会を控えて1.0714まで反発、ポンドドルも1.2430から1.2600まで値を回復した。
一方クロス円では、ユーロ円は、141.38まで下落後、142.06まで値を戻し、ポンド円は167.12まで上昇、オージー円は95.01まで下落後96.03、NZD円は85.28から86.20まで値を戻し、カナダ円は105.90まで今年の高値を更新した。