本日の裏読み、表読み

今週は、ECB理事会や米5月消費者物価指数が、大きな焦点となるが、本日のところは主だった材料がなく、引き続き株価や米長期金利次第も、総じて様子見ムードが想定される。
ただ、黒田総裁の発言が予定されており、引き続き緩和姿勢の維持が表明されるが、直近では日本の物価の上昇ペースも強まっており、発言に変化が出て来るのか注目される。恐らくそれでもなさそうだが、一方で円安を放置する日銀に批判も見えており、一定のけん制的な発言も出易い。相場の反応は、発言の強弱感次第も、一応注意しておきたい。
本日の為替の戦略としては、あまり米5月雇用統計は強い結果と思わないし、ISM総合指数は弱い結果となっているが、円売りが優勢となっており違和感が残る。ここまで反発すると安易に売り易いが、少なくとも買いで攻めるレベルとは思えない。若干様子見スタンスとして、売りはしっかりと上値の重さが見えて対応。または、あくまで深押しがあれば買うスタンスが、クロス円も含めて良さそうだ。
ユーロドルは、一旦上下を見ており、これを睨んで逆張り。ただ、ポンドドルは、対ユーロでの売りも出易く、弱い感じが強い。戻りがあれば売りで攻めてみたい。