今日の裏読み、表読み

昨晩は、株価の反発が続き、リスクオンの展開も一部に週末を控えた買い戻しも指摘されるところ。本日は週末で、NY市場は3連休となることもあって、一定のポジション調整の動きや昨晩の巻き戻しの展開にも注意しておきたい。
 経済指標としては、日本の5月東京都区部消費者物価指数、豪4月小売売上高 、中国4月工業利益、米4月卸売在庫、4月個人所得・個人消費支出や5月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値などが発表される。
 昨日黒田総裁発言が一時円高を誘ったが、日本の5月東京都区部消費者物価指数が、強い結果となった場合、一時的な円買いが出る可能性に注意しておきたい。その他豪4月小売売上高や中国4月工業利益、結果の強弱次第、米国では弱い結果が更なる米長期金利の押し下げにつながるか注目した。
 その他、バイデン大統領演説や北大西洋条約機構加盟国国会議員会議春季大会など、ウクライナ問題などもあるが、影響は不透明。また、ロシア国債償還・利払いが予定されているが、少額でもあり、直近ロシアのデフォルトの問題も話題となっておらず、影響はなさそうだ。
本日の為替の戦略としては、ドル円は、本日スポット応当日が、月末最終日で仲値に向けて、一定の輸入決済玉が入る可能性があり注目したい。ただ、基本は、126円ミドルから127円ミドルの保合を前提に、逆張りで臨みたい。
ユーロドルは、思ったより底堅い動きとなっているが、こちらも1.06ミドルから1.07ミドルの動きを前提とするが、ブレイクがあるなら注意。ただ、それでも1.06と1.08は最後逆張り狙いとしたい。一方ポンドドルは、思ったより上値が重い。昨日の高値1.2621が抑えることを確認して売り狙いも、下値は1.25がサポーティヴで買い戻しや買い狙い。
一方クロス円は、まちまちの動きだが、総じて大きめの動きがあれば、逆張り場を探したい。