昨晩の海外市場は、円の軟調、ドルの堅調な展開が続いた。米1-3月期GDP・速報値が、プラス予想に反して、7四半期ぶりにマイナス成長となったがドル売りは限られた。また、米10年物国債利回りは、2.888%から2.838%%で高止まりしドルを支えた。
ドル円は、日銀が、5月以降の毎日営業日の国債無制限指値オペを発表、黒田彦日銀総裁が記者会見で、「円安は全体として日本経済にプラス」との見解を示した流れを引き続き、2002年4月以来20年ぶりの高値となる131.25まで一時上昇後も底堅い動きが続き、ユーロドルは1.0472まで売りに押されたが、月末に向けたクロスでの買い戻しが支え、ポンドドルは1.2412まで下落した。
一方クロス円で、NY株価3指数が反発したことで、底堅い動きとなり、ユーロ円は138.00、ポンド円は164.26、オージー円は93.53、NZD円は85.42、カナダ円は102.47まで上昇した。