今日の裏読み、表読み

昨晩も軟調が続くNY株価を受けて、リスク・オフの動きが再燃した。
今日も株価や米長期金利の動きに注目して対応したいが、特に米長期金利に関しては、今日明日で5年物と7年物国債入札が実施される。株価の軟調を考えると資金が、債券に流れる可能性が高く、米長期金利の低下傾向が続くなら、ドル円の上値は厳しくなりそうだ。
本日の経済指標は、豪州の四半期消費者物価指数、米国では住宅関連の指標が続くが、総じて影響は限定されそうだが、豪CPIは強い結果が豪ドル相場を支えるか注目したい。
その他、特別のことはないが、日銀の国債指値オペが、今日明日も実施される見通し。ただ、これも織り込みの範囲となりそうだが、明日の日銀金融政策決定会合を控えて、ポジション調整の円買いが続くか注目したい。
為替の戦略としては、ドル円は、戻りも見えており、突っ込み売りは出来ないが、戻りではしっかりと売りを狙いたい。だた、現状は127円が守られており、このレベルから126円では利食い、深押しは買いながら対応したい。
ユーロドルやポンドドルは、じり安の動きが続いている。あくまで追いかけて売るのは得策ではなく、ベンチャー気味には買いから入って、しっかりと戻りでは利食いや売り狙いとなる。また、クロス円は、引き続き上値つきが顕著で、突っ込み売りは避けなければならないが、大きめの戻りでは売り狙いとで臨みたい。