本日の裏読み、表読み

今週は月末や日本のGW、更にFOMCを睨んだ展開となりそうだ。
特に円売りが続いており、本日も5-10日となることで、仲値に向けた輸入勢の円売りが焦点となる。また日本ではGWを控えて、明日の月末スポット応当日、月末当日までは、こういった円売りが出易いが、一方で本邦からの円売りが当面出難くなることは、留意しておきたい。
一方週末の仏大統領・決戦投票では、マクロン大統領が勝利し、早朝ユーロ買いが見えているが、ただ、前回の結果発表時も、結果後のユーロ買いは限定されており、織り込みの範囲となっており、ユーロを追いかけて買うのは避けておきたい。
本日の経済指標の注目としては、独4月ifo企業景況感指数ぐらいとなるが、やはり悪い結果が想定されるが、影響は限られそう。
ただ、株価面では、週末のNY株価が大きく調整しており、FOMCや企業決算を含めて、暗雲が漂っている。直近株価と為替の連動性は薄れているが、今後も株価の大幅調整が続けば、やはりリスクオフの動きにつながり易いことは、留意しておいた方が良いだろう。 
為替の戦略としては、ドル円では、引き続き早朝買って、9時に利食いや売り、その後の下げでは、仲値に向けて買い下がって、仲値で利食いのパターンを継続。仲値後は、仲値が上値を抑えると売り、超えるなら買いで、様子を見ながら対応となる。また午後はロンドン勢の状況次第だが、恐らく買い上げることが多く、この時点での売りポジションは閉じておいて、動向を見る形からその後は米長期金利とにらめっこしながら対応となる。
レベル的には、127.72と129.11の直近の高値安値のブレイクを睨んで、これをブレイクするまでは、逆張り的に臨む形を想定したい。
ユーロドルは、一時上昇も1.0937で上ヒゲとなっている。戻りがあれば、これをバックに売り狙い。ターゲットは、1.07ミドルが守られているうちは、利食いや買い狙いとなる。またポンドドルは、大きく調整しているが、これはやり過ぎで、1.2675を割れるまでは、買い場を探すが、逆に今まで下値を支えていた1.30が上値を抑える可能性が高く、こういった位置は利食いや売り狙いを検討したい。