昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米長期金利の動きに一喜一憂する展開も、円やドルが比較的堅調な推移となった。米10年物国債利回りは、パウエルFRB議長が「5月のFOMCでは、0.50%の利上げを検討する」と述べたことで2.952%、3年物国債利回りが20188年11月以来、3年5カ月ぶりの3%台まで上昇したが、米4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や週間新規失業保険申請件数が、予想より弱い結果となったことで上げ渋った。
 ドル円は、127.80まで下落後、128.71まで一時反発したが、上値を抑えられ、ユーロドルは、東京時間夕方にデギンドスECB副総裁が、「データ次第で、7月に利上げを行う可能性がある」と発言、マクロン大統領とルペン氏のテレビ討論会の結果、マクロン大統領の優勢が伝えられたことで1.0936まで上昇後、ラガルドECB総裁の早期利上げについて、消極的な発言を受けて、1.0833まで売りに押され、ポンドドルも1.3091から1.3023まで売りに押された。
 一方クロス円は、上昇してスタートしたNY株価3指数が反落したことで、売りに押された。ユーロ円が140.00を高値に138.92まで下落、ポンド円は166.98から167.92で上下、オージー円が94.41は、NZD円は86.28、カナダ円は101.87まで利食いに押された。