今日の裏読み、表読み

本日からイースター休暇明けで、欧州が戻って来ることから、再び相場の荒れた動きが見えるか注目される。ただ、材料的にはあまり大きなものはなく、思惑やフローの動きが中心となりそう。特に株価の調整は直近あまり材料視されていないが、ウクライナ情勢の緊迫化もあり資源価格の上昇や米長期金利の高止まりが続くのか焦点となる。
 為替の戦略としては、ドル円は、昨日黒田総裁の発言が一時嫌気される動きもあったが、発言自体は強く円安をけん制するものではなく、今後もあまり期待するのは厳しいかもしれない。また127円台に乗せても未だ天井は確認できず、大きな円高材料が出ない限り、深押しは期待が薄そうだ。押し目買いが有効な戦略となるのだろうが、やはり高いレベルは避けたい。引き続き吹き値で売っても、下げが甘ければ、買い戻しながら対応しても、一定の利は取れることで、買いはしっかりと深押し気味の展開を待ちたい。 
ユーロドルは、昨日はイースター・マンデーの影響もあって動意が薄いが、引き続き上値は重くも、1.07ミドル・レベルが維持できるか注目したい。支えれば買って、1.0815-40が抑えると利食い、超えて売場探しとなりそうだ。またポンドドルは、想定したレンジの下限を割れてきているが、1.30割れは続き買い狙い。ただ、上値は1.3030-80ゾーンが抑えると利食いとなる。