今週は、イースター休暇明けから、再び相場の荒れた動きが見えるか注目されるが、中国では、GDPや人民銀行の貸出金利の公表、米国では住宅関連の指標、ユーロ圏では、製造業・サービス業PMI、日本では、3月の通関ベースの貿易統計や全国消費者物価指数、株価面では、IMFと世界銀行の春季会合、週末の仏大統領決戦投票が大きな焦点となる。
特に注目したいのは、日本の貿易収支や物価の公表で、円安が続く中、貿易収支の改善や思わぬ物価の上昇が、円安の反転の起因となるか注目したい。また仏大統領決戦投票は、接戦が想定されており、週末に向けてはユーロの売り圧力が残りそうだが、マクロン氏がどうにか勝利すれば、来週はユーロに巻き戻しが起きることで、ベンチャー気味としては、今後のユーロの押し目は慎重に拾ってみたい。
一方株価面では、IMFと世界銀行の景気見通しが、ロシアのウクライナ侵攻で、見通しの引き下げが見込まれるが、こういった面が株価に悪材料となる可能性に注意しておきたい。
本日も、欧州がイースター・マンデーの休暇で、様子見ムードが続き易いが、逆に何か大きなニュースが出た場合、参加者の減少もあって、荒れた動きとなる可能性が残るので注意しておきたい。
経済指標としては、中国のGDPを始めとした経済指標が焦点となるが、弱い結果焦点となるも、当局が数字を操作している可能性があり、予想比でドラスティクな結果とならなければ、影響は限られそうだ。
為替の戦略としては、ドル円は、休暇や満月のマーケットでも上値を拡大。まあ、満月も前後の可能性はあるが、未だ天井は確認できず、引き続き吹き値で売っても、下げが甘ければ、買い戻しながら対応するしかなさそう。特に126円が維持されると強い状況は継続しそうだ。
ユーロドルは、一応1.07ミドルが支えられれば、上値は重くも少なくとも揉み合い。1.0765-70が支えれば買って、1.0835-40が抑えると利食い、超えて売場探しとなりそうだ。またポンドドルは、引き続き1.3020から1.3120で逆張り的なスタンスで臨みたい。