本日は、独3月卸売物価指数・消費者物価指数・改定値、独・ユーロ圏4月ZEW景況感調査、英3月雇用統計、米3月消費者物価指数と重要な指標が続くことで、荒れた相場に注意しておきたい。
一応ユーロ圏や英国では、インフレ率の高騰もあって、弱い結果が想定される。予想比での結果次第だが、相場の一時的な売り要因として注意しておきたい。
一方米国の消費者物価指数は、予想を上回る強い結果となるか焦点となるが、ただ、事前に米長期金利の急騰など、一定の織り込みもありそう。強い結果も予想の範囲に留まるなら、直近大きく上昇している米長期国債に利食いが強まり、ドルの利食い場となるか注目したい。
為替の戦略としては、ドル円は、テクニカル的に重要な月足のネック・ラインに到達したこと、米消費者物価の織り込みが強いことで、達成感から売りが出る可能性に注目して、慎重に売り場を探したい。ただ、引き続き買いニーズが強く、下げ甘ければ買い戻しながらの対応となる。
ユーロドルは、上値が重いが、突っ込み売りも厳しいレベル。1.08ミドルから1.09ミドルでの逆張りで臨むが、レンジのブレイクがあれば、一旦止めて様子を見るのも一考となる。また、ポンドドルは、1.30を割れたが一旦渋っており、突っ込み売りは避けて、こちらも大きめの戻りで売場を探してみたい。