今日の裏読み、表読み

昨日は、FOMC議事録を控えて、米長期金利の上昇が強まったことで、ドルが堅調な展開となったが、一応イベントも終わっており、米長期金利に巻き戻しの動きが見えるなら、ドルを追いかけて買うのは避けておきたい。
一方ウクライナ情勢は、欧米の追加制裁も効果の方は不透明で、今後も混迷が続きそうだが、一部原油高に調整が見ており、そうなると資源国通貨など、安易なレベル感で買い狙いもちょっと厳しいかもしれない。
材料的には、ユーロ圏の小売売上高やECB理事会議事録が焦点となるが、ウクライナ情勢に対する懸念はあるが、議事録では、インフレの高騰からタカ派ムードが見えた場合、売り込まれているユーロに買い戻しが入るか注目したい。
為替の戦略としては、ドル円は、昨日は米長期金利につれて上値を試すも、本邦の輸出の売りで上げきれていない。若干上値が重くなりそうで、123円台を中心としても。まずは123円後半を戻り売りから入って、前半では買い戻しや買い狙いたい。 ユーロドルは、弱い状況が続いているが、一応1.0875が維持されており、これをストップに押し目買いから、1.09ミドル、1.10としっかりと利食い、また大きめの戻りでは売りから入りたい。また、ポンドドルは、1.30が再維持されるか注目で、慎重に買い下がって、1.31ミドルを越えるまでは利食い優先で臨みたい。