昨晩の海外

昨晩の海外市場は、アジア市場から米長期金利が上昇を継続したことで、ドル買いが優勢の中、FOMC議事録では、「多くの参加者が年内1回以上の0.50%の利上げが正当化される指摘」、「参加者は早ければ5月FOMCでバランスシート縮小を開始すると認識」と伝わったが、事前のFRB要人発言からサプライズはなく、その後はドルに利食いが優勢となった。米10年物国債利回りは、2.660%から2.571%まで一時下落、IEAが石油備蓄を再放出すると発表したことで、原油価格が8ドル越えの下落となり、資源国通貨に売りが強まった。また、NY株価3指数は、揃って続落となったが、為替市場の影響は限られた。尚、バイデン政権は、ロシア最大手銀行、プーチン大統領の娘2人やラブロフ外相の妻子の資産凍結などの制裁策を公表、ミリー米統合参謀本部議長は、下院軍事委員会の公聴会で、ロシアの全面侵攻によるウクライナでの戦争について「少なくとも数年単位になる」と述べ、長期化するとの見通しを示した。
 ドル円は、一時123.47まで下落、ユーロドルは、1.0938まで反発後1.0878まで再下落、ポンドドルも1.3109から1.3049まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が135.47まで上昇後134.78、ポンド円は162.29から161.63まで下落、オージー円が92.72、NZD円は85.43、カナダ円は98.67まで利食いに押された。