昨晩の海外市場は、主だった経済指標の発表のない中、ロシア軍が撤退した首都キーウ周辺地域で発覚したジェノサイドを受けて、西欧諸国が相次いで、対露制裁を強化する方針を示したことなどから、対クロス中心に、ユーロ売りが強まった。一方米株価3指数が、揃って続伸したが、影響は限られた。
ドル円は、米10年物国債利回りが2.371%から2.434%まで上昇したことで、122.96まで一時値を上げ、ユーロドルは、リントナー独財務相が「ガス輸入を終えることは、ロシアよりもEUに痛手」と述べており、1.0961までじり安、ポンドドルは、1.3138から1.3094で上下、またユーロポンドは0.8367まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が134.62まで下落、ポンド円は161.31まで上昇、オージー円が92.75、NZD円が85.52、カナダ円が98.47まで上昇した。