本日の裏読み、表読み

一応本日も、オンラインで、ウクライナ・ロシア停戦協議が行われる模様。一部プーチン大統領との会談の可能性が高まったとウクライナ側から話が出ているようだが、ロシア側は否定しており、楽観的に見るのは時期早々と見られる。ただ、何か決定的な話が出れば、リスクオンの動きが強まる可能性があることで、その点だけは注意して対応したい。
本日経済指標としては、重要なものもなく、株価や米長期金利の動きを睨みながら、神経質な展開が想定されそうだ。また、ロシア国債の償還・利払いに関しては、一部ロシア国内投資家に対して、ルーブル建てで決済されるようで、ロシア外の投資家に対する支払いがどうなるか不透明だが、制裁で欧米が封鎖している外貨準備も、こういった支払い分に関しては、許容する可能性があり、市場が騒いでいるほどロシアのデフォルト・リスクは高くないと思われる。
 為替の戦略としては、ドル円は、本日の案外本邦で売りが出たのは驚きだが、122.20台が強く支えられており、安易に売るのも現状は厳しそう。この位置が維持されると押し目買いが有効だが、ターゲットは米3月雇用統計発表後の高値123.03を越えることが出来るか大きな注目。抑えると利食いながらの対応。超えても123円ミドル程度は利食いが安全かもしれない。その場合売りは、124.30をストップに検討する形から、同様に122.20台が維持されると利食いとなる。
ユーロドルは、未だ1.08から1.12レンジでの動向が続いているが、下値は1.1028が現状維持されており、押し目は買っても、1.1075-85,1.11などは利食いながら売りも検討する形。売りのストップは、1.1133越え。また、ポンドドルは、上値は1.3175-83ゾーンがストップ圏、下値は1.3086や1.3050をストップとして、売り買いを検討したい。
一方クロス円は、ドル円の動き次第となるが、現状は押し目買いが優勢となりそう。ただ、反発では、しっかりと利食いたい。