昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ウクライナ情勢が混沌とする中、欧米株価の反発を受けて、リスクオンの円売りが続いた。ロシアとウクライナ停戦交渉では、ロシア大統領府が「ウクライナとの交渉は期待したより遅く、内容は薄い」との見解を示したが、相場への影響は限られた。また、ブラード・セントルイス連銀総裁は「50BPの金利変更は確実にあると考える」と述べ、米10年物国債利回りが、2.388%まで上昇したが、NY株価3指数は悪影響を受けていない。
 ドル円は、一時121.03まで上昇後、利食いにも下値は120.38で維持され、ユーロドルが1.0961を下値に1.1046まで反発、ポンドドルも1.3120から1.3274まで値を回復した。
 一方クロス円では、ユーロ円は133.34まで上昇後、下値を132.68で支え、ポンド円が160.18まで上昇、オージー円が90.27、NZD円が84.16までじり高となり、カナダ円は96.15まで上昇後、下落を95.65で支えられて再反発した。