昨晩の海外市場は、パウエルFRB議長が、「必要なら毎会合で0.25%を上回る利上げを実施する可能性」、「中立金利を上回る引き締めが必要な場合はそうする」と述べたことで、米2年物国債利回りが、2.02%台、米10年物国債利回りが2.320%と、2019年5月以来の水準まで上昇を強めたことで、ドル買いが優勢となった。NY株価3指数は、長期金利の上昇を嫌気して反落したが、リスクオフの動きにはつながっていない。
ドル円は、119.11を安値に119.50までじり高、ユーロドルは、ロシア大統領府が、早期の露ウクライナ首脳会談の実現に否定的な見解を示したこともあって、1.1010まで売りに押され、ポンドドルは、1.3127から1.3210で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が131.97から131.38まで一時売りに押され、ポンド円は156.38から157.52まで反発、オージー円は87.84から88.44、NZD円は81.93から82.35、カナダ円は94.37から94.93まで上昇した。