昨晩の海外市場は、ロシア軍が占拠しているチェルノブイリ原発で、「外部からの電源供給が失われ、現状予備電源を利用しているが48時間しか持たない」、クレバ外相が「早急の停戦と復旧」を要求したが、一方でIAEAは、「電源がなくても冷却設備には、十分の水があり冷却は可能」としたこと、また、ウクライナ大統領顧問が「非武装化を巡る協議を実施する用意がある」、ゼレンスキー・ウクライナ大統領が、「一定の譲歩をする用意がある」と述べたことで、停戦への期待感から欧米株価が大きく反発、リスク回避の動きに巻き戻しが優勢となった。また、「アラブ首長国連邦が、OPECプラスの加盟国に、原油生産引き上げを呼びかける」と報じられたことも好感された。
ドル円は、米長期金利の上昇もあって115.94の高値まで上昇後一時115.56まで下落したが、このレンジで推移、ユーロドルが1.1095、ポンドドルも1.3188まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は128.47、ポンド円は152.75まで反発、オージー円は94.99まで上昇後、94.62を下値に推移、NZD円も79.40から79.06、カナダ円も90.48から90.06の高値圏で推移した。