ウクライナ問題で、引き続きリスクオフ的な相場展開が続いている。
今日は材料的に薄く、ロシアとウクライナの停戦協議も行われない見通し。そうなるとウクライナでの戦況次第、欧米やロシアから聞こえてくる話などで、株価や商品市況が、どういった動きとなるか相場の焦点となりそうだ。特には、本日あるかどうか不透明だが、もしキエフに対する一斉攻撃などが始まるなら大注意となる。
為替の戦略としては、ドル円は、堅調な展開が続いている。リスク回避にも、米長期金利が高止まりしていることなどが要因となるが、一部に原油高の影響が、特に日本経済にマイナスとなり、ドル需要の増大につながるとの見方も背景にある模様。ともかく116円トライは必至の状況で、問題は直近高値となる106.23を越える動きが見えるか注目となる。やるならやはり押し目買いから、しっかりと上げ渋りで利食いながら対応する形を想定したい。
ユーロドルは、下げ止まり感も見えているが、一方で上値はやれやれの売りも出易く、1.18ミドルが支えるなら押し目は買っても、しっかりと上昇では利食いながら、更にショート・カバーで上がるような動きでは、慎重に売り上がってみたい。
一方ポンドドルは、昨日維持していた1.31を割れたが、1.3082で下げ止まりを見せたが、でも戻りもいやに重い。レンジ的な展開で見るが、1.3082と1.3145のブレイクから一定の方向感が出るか注目となる。