昨晩の海外

金曜日の海外市場は、「ロシアが西側諸国を対象とした報復制裁を準備した」や「ロシア軍が、キエフ中心から10Kmほどの地区まで進出している」との報道にも、ウクライナのゼレンスキー大統領が声明で、プーチン大統領に対して停戦交渉を提案、ロシア側もウクライナと交渉するため「ベラルーシの首都ミンスクに代表団を送る用意がある」と表明、協議に応じる姿勢を示したことで、欧米株価が大幅に反発、リスク回避姿勢に巻き戻しが優勢となった。
 ドル円は、米10年物国債利回りが、米1月個人消費支出の強い結果を受けて2.014%まで上昇したこともあって、115.76まで反発、ユーロドルは、独10-12月期GDP・改定値が予想を上回り、ラガルドECB総裁が、「ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ユーロ圏の物価安定と金融安定の確保に必要なことは全て実施する用意がある」と表明したこと支えとなり1.1166から1.1274まで反発、ポンドドルは、対ユーロでのポンド売りもあって1.3367からが1.3425で上下した。尚ユーロポンドは、0.8407まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円が130.29、ポンド円は155.18、オージー円は83.62、NZD円78.02、カナダ円は91.01まで買い戻された。