昨晩は荒れた動きとなったが、本日は週末を控えていることもあって、ウクライナ問題の報道次第で一喜一憂する相場展開となりそうだ。また、独GDPの改定値や米国の個人消費などの経済指標に対する反応もなく、リスクオン・オフの鬩ぎあいが続く可能性が高い。
一方株価面では、昨日の暴落からは、NY株価3指数が反発したことで、一応巻き戻しも出易いが、ただ、やれやれの売りも出易く、上値を追いかけるのは避けておきたい。ただ、ダウや日経平均など株価指数は、一応エリオットの波動の高値からのABC下落を完了した可能性が高く、昨日の安値前は、押し目買いのチャンスとなる。
ドル円は、一応雲の下限を維持して反発しているが、116円を超えるような動きは想定せず、強いて言えば115円が支えるなら、115円台での逆張り戦略を検討したい。
一方、ウクライナ問題の影響の大きいユーロドルやポンドドルは、慎重に戻り売り場を探す形、また戻り過ぎのクロス円は、ドル円が揉み合い、欧州通貨が売り圧力となることで、やはりこちらも売場探し。ただ、一応昨日の安値を前に、利食いが得策となりそうだ。