今日の裏読み・表読み

今日は木曜日なので、ポジション調整も出易く、高島暦の言う通り、荒れた動きとなるか注意しておきたい。
 一応ウクライナ問題では、次にロシアの軍が侵攻する可能性があるが、この発表が出た場合、一瞬リスクオフが広がっても、そこは織り込みで、材料出尽くしから案外巻き戻しとなる可能性に注目したい。
 経済指標としては、豪州では設備投資が発表されるが、昨日はNZ中銀のタカ派スタンスでNZドルが買われたが、逆に今日は対NZドルで豪ドルが買われる姿を想定している。AUD/NZDは短期的に買いで臨んでみるのが面白そう。
 一方米国では、週間新規失業保険申請件数は、第4四半期GDP・改定値が焦点なるが、恐らく良好な結果が想定されそう。ただ、現状のウクライナ問題で揺れる相場で、経済指標に対する相場の反応は限定されると見ておきたい。ただ、本日米7年物国債の入札が実施される。一時10年物国債利回りは、2.06%台まで上昇も、ウクライナ問題で、質への逃避で金利が下がっている。本日の入札結果次第での米長期金利の更なる動きがドルを左右しそうだ。一応また2%台乗せは十分あると考えています。
その他、米ロ外相会談は実施されない見通し、G7首脳会談は、ロシアに対する制裁など、厳しいスタンスが示されても、決定的なダメージを与えることは難しいと見られ、問題解決には遠く、リスク回避の動きを止めることはないだろう。
これは話が出て来る可能性は不透明だが、非公式ECB理事会は、どうも久々の対面で行われるようだ。この辺からインフレに対して強い懸念が示されると、一時的なユーロの買い戻しにつながるか注意して見ておきたい。
 個別では、ドル円は、114.44の日足の雲の下限の維持が続けば、114円ミドルから115円ミドルのレンジが当面続き易いので逆張り。
 ユーロドルは、弱い状況で戻り売りだが、こちらも1.12台は、どうしても欧州企業からユーロ買いが入るので、追いかけて売るのは避けたい。あくまで上昇するケースでは、引っ張って売り、逆に1.12台は下げ止まりで買っても面白いかもしれないが、やはり基本は逆ばり。ポンドドルは、直近動きが鈍くなっており、狭いレンジで逆張り。
 クロス円は、株価が、基本はダメなので、総じてリスクオフの展開が続きそう。今日のレベルからは、しっかりと深めを買っても、反発ではしっかりと利食いながらかな?