昨晩の海外市場は、米1月小売売上高が予想を上回ったことで、一時ドル買いが強まるも、ウクライナ情勢を巡って、ブリンケン国務長官が「ロシア軍撤収の証拠はない」、「ロシア軍主力部隊はむしろ国境に接近している」と述べたことで、株価の調整が強まりリスクオフの展開も、午後に公表されたFOMC議事録で、「バランスシートの計画は今後数会合で決定」、「大半の当局者は2015年よりも速いペースの利上げが適切と認識」、「多くの当局者は将来のMBS売却の可能性を認識」などの内容が明らかになったが、一定の織り込みの範囲との見方から、株価が上昇に転じたことで、リスク回避の動きに巻き戻しが優勢となった。尚、米10年物国債利回りが、2.063%まで上昇後も2.031を下限に高止まりが続いたがが、ドルの反応は限定された。
ドル円は、115.79を高値に115.36まで下落、ユーロドルは、1.1395から1.1353で上下、ポンドドルは、1.3547から1.3601まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が、131.91から131.11まで下落、ポンド円が157.12から156.36、オージー円が83.17から82.64で上下、NZD円は76.60から77.25まで反発、カナダ円は91.41まで上昇後90.88まで売りに押された。