昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ウクライナ情勢をめぐる警戒感が続くなか、リスクオフの展開も、ラブロフ露外相が米欧との対話継続をプーチン大統領に進言、プーチン大統領もこれを了承したとの報道を受けて巻き戻しが優勢となった。ただ、米長短金利の縮小を懸念してNY株価の軟調な展開が続き、この動きも限定された。またブラード・セントルイス連銀総裁が、CNBCとのインタビューで「7月1日までに、1.0%の利上げが必要」、「バランスシートの縮小は第2四半期が望ましい」と再度タカ派発言を継続したことで、米10年物国債利回りが、2.026%まで一時上昇したことも、ドルを支えたが、一方でFRBが公表した1月期待インフレ率は、2020年10月以来の低下となっている。 
 ドル円は115.01を安値に115.74まで一時反発、ユーロドルは11280まで下落、ポンドドルは1.3496から1.3548で上下した。
 一方クロス円では、ユーロ円は130.05から130.92で上下、ポンド円は155.31を安値に156.56まで反発、オージー円が81.56から82.59、NZD円も75.88から76.65、カナダ円は90.03から90.92まで一時買い戻された。