昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米1月消費者物価指数が、前月比で0.6%、前年比7.5%と予想を上回ったことで、一時ドル買いを強めるも、一定の織り込みもあって、その後はドルに売り戻しが優勢となった。ただ、午後に入って、ブラード・セントルイス連銀総裁が、「3月FOMCでの0.50%の利上げ、7月1日までに1.00%の利上げを支持する」との発言が伝わると、米10年物国債利回りが、2.05%台まで上昇、ドルに買い戻しが優勢で引けた。また、堅調にスタートしたNY株価3指数が、「臨時のFOMC会合が開催され、緊急利上げを発表する」との思惑も浮上して、NYダウは526ドル安、ナスダック総合指数が304P安、S&Pが83P安で引けて、リスクオフの動きを誘った。
 ドル円は、日本時間夕刻に伝わった日銀の「指し値オペ」通知の報道や米CPIを受けて、116.34まで上昇後115.73まで売りに押され、ユーロドルは、1.1375まで下落後1.1495まで反発したが、その後1.1407、ポンドドルも1.3524から1.3644まで一時上昇後1.3542まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が133.15を高値に132.46、ポンド円が158.07から157.20、オージー円は84.00から83.00、NZD円は78.01から77.33、カナダ円は91.72から91.13まで利食いに押された。