昨晩の海外市場は、大きな材料に薄い中、明日の米1月消費者物価指数の発表を前に様子見ムードも、堅調な株価や原油価格の上昇を受けて、資源国通貨などクロス円が堅調な推移、米10年物国債利回りが、入札後も1.911%に低下を限定して、高止まりしたことが、ドル相場を支えた。またボスティック・アトランタ連銀総裁が「バランスシートの大幅で早期の縮小を望む」、メスター・クリーブランド連銀総裁も「より早いバランスシートの縮小を正当化する」、「3月のFF金利引き上げを支持」と発言したが、影響は見えていない。
ドル円は、115.34から115.56で推移、ユーロドルは、「多くのECBメンバーが、インフレ見通しに不信感を抱いている」との報道を受けて、1.1403から1.1438まで一時反発、ポンドドルは、ピル英MPC委員が、「今後数カ月で複数回の利上げを予想」と発言したが、1.3590から1.3530まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が131.63から132.16まで上昇、ポンド円は156.87から156.20まで下落、オージー円は82.50から83.06、NZD円は、76.71から77.32、カナダ円は90.75から91.20まで反発した。