昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米1月ADP全米雇用報告で、非農業部門雇用者数が、オミクロン株の影響でマイナス30.1万人と予想の20.7万人の増加に反して、1年1カ月ぶりに大幅に減少したことでドル売りが優勢となった。米10年物国債利回りが、1.811%から1.743%まで低下し、ドルの上値を抑えた。一方本日もNY株価3指数は、好調な企業決算を受けて堅調に反発したが、リスクオンの動きは広がっていない。また米国防総省が、「3000人規模の米軍を東ヨーロッパに派遣する」としたが、影響は出ていない。
 ドル円は、114.16まで下落、ユーロドルは、ユーロ圏1月消費者物価指数・速報値が過去最高となったことで1.1330、ポンドドルも英MPCでの利上げの思惑から1.3587まで上昇した。
 一方クロス円では、ユーロ円は、129.05から129.47で上下、ポンド円は154.82から155.45まで反発、オージー円が81.39、NZD円は75.75まで一時下落、カナダ円は、原油価格が、OPECプラスの増産ベースの維持の発表を受けて7年4か月振りの89ドル台まで上昇したが、好感する動きは見えず89.96まで一時下落した。