年末最終の海外市場は、月末・四半期末・年末のフローの動きで荒れた展開も、米10年物国債利回りが、3.905%から3.841%まで低下したこともあって、総じてドルが軟調なレベルで、本年最後の取引を終了した。
ドル円は、日経新聞が「日銀は1月17-18日の金融政策決定会合で、消費者物価指数の前年度比上昇率の見通しを前回から上方修正する検討に入った。政府・日銀が目標とする2%に近い水準で物価が高止まりすることになり、緩和修正への圧力がさらに増す可能性がある」と報じたことで130.78まで一時下落、ユーロドルは、1.0639から1.0713まで反発、ポンドドルは、1.2010から1.2107で上下した。
一方クロス円は、軟調なNY株価3指数もあって、売りが優勢となった。ユーロ円が140.00、ポンド円は157.83、オージー円は89.02、NZD円は82.93、カナダ円は96.48まで一時下落した。