昨晩の海外市場は、米FOMCを控えて、欧米株価の大幅調整を受けて、リスクオフの動きが広がった。米英が、在ウクライナ大使館員の家族などに国外退去を指示したことなどから、ウクライナの緊張感が高まったことも要因と指摘されている。米株価は、米1製造業・サービス業PMIの速報値が予想を下回ったことも嫌気され、NYダウが一時1000ドルを超える下落、ナスダック指数が5%越え、S&Pが3%を超える下落となったが、引けにかけて急速に戻ったことで、リスクオフの動きも限られた。
ドル円は、113.47まで直近安値を更新後、114.00まで一時反発し、このレンジで推移、ユーロドルは、ユーロ圏・ドイツ1月製造業PMIの速報値が強い結果となったが、1.1337から1.1291で上下、ポンドドルは、ジョンソン首相の「パーティ・ゲート疑惑」の高まり、トラス英外相が「ロシアが親ロシア政権の樹立を画策している」との声明を発表したことで、英露関係の悪化懸念もあって、1.3441まで一時じり安となった。また、ユーロポンドは0.8423まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が128.41、ポンド円は152.91、オージー円は80.70、NZD円は75.75、カナダ円は89.58まで一時売りに押された。