昨晩の海外市場は、クリスマス休暇で参加者が減少する中、欧米株価が堅調を維持したことで、リスクオフ相場の巻き戻しが続いた。米経済指標としては、11月中古住宅販売件数が予想を下回るも、第3四半期GDP・個人消費の確定値やコンファレンス・ボードの12月消費者信頼感指数が良好となったことFDAが、ファイザーのコロナウイルス飲み薬「パクスロビド」を緊急許可したことも株価を支えた。
ドル円は、米10年物国債利回りが、1.448%から1.481%まで上昇したこともあって、一時114.37まで値を上げ、ユーロドルが1.1343、ポンドドルが1.3363まで買い戻された。尚英第3四半期GDP・改定値は、前期比で予想を下回ったが、前年同期比で予想を上回り、影響は限定された。
一方クロス円では、ユーロ円が129.50、ポンド円が152.59、オージー円は82.48、NZD円は77.91、カナダ円は88.96まで値を回復した。