昨晩の海外市場は、欧米株価の反発を受けて、リスクオフ相場に巻き戻しが優勢となった。米第3四半期米経常収支が、15年ぶりの悪い結果、米国でオミクロン株による初めての死亡者が確認され、バイデン大統領が、濃厚接触者となったと報道されたが、悪影響は見えなかった。
ドル円は、米10年物国債利回りが、1.498%まで上昇したこともあって114.22まで反発、ユーロドルは、欧州天然ガス価格が再び急騰、12月ユーロ圏消費者信頼感指数が予想を下回り、消費者マインドの悪化懸念で1.1303から1.1261まで下落、ポンドドルは、ジョンソン首相が「クリスマス前に新たな行動制限は設けない」と発言、対ユーロでの買いも支えとなって1.3262まで反発した。またユーロポンドは0.8501まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が128.76、ポンド円は151.42、オージー円は81.68、NZD円は77.24まで反発、カナダ円は、加10月小売売上高が予想を上回ったことや原油価格の反発を受けて88.36まで買い戻された。