金曜日の海外市場は、注目の米11月消費者物価指数が、予想の範囲に留まったことで、ドルに売り戻しが強まった。11月消費者物価指数は、前月比で4.9%、前年比で6.8%と高いレベルを維持、11月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値も70.4と予想の68.0を上回ったが、米10年物国債利回りが、1.520%から1.453%まで低下、バーンスタイン上級経済顧問」が「11月のCPIは、最近の減速を反映していない」、ホワイトハウスは、「金曜日のインフレ指数は11月のもの、その後いくつかの地域で価格は下落している」と表明、今後のインフレ指標の低下を示唆したことも、影響している模様。また「噂で売って結果で買われる」面もあったようだ。一方NY株価3指数は、一時利食いに押されるも堅調にプラス圏で引けたが、リスクオンの動きは強まっていない。
ドル円は113.79を高値に113.22まで一時下落、ユーロドルは、1.1265から1.1324まで反発、ポンドドルは、英国の調査で、オミクロン株に対しても、ブースター接種が70-75%有効」との報道を受けて、1.3188から1.3276まで買い戻された。
クロス円では、ユーロ円は128.41から127.81で上下、ポンド円は149.68から150.52まで反発、オージー円は81.56から81.10、NZD円は77.30から76.84のレンジで推移、カナダ円は、加第3四半期設備稼働率が予想を下回り、89.61から88.99まで売りに押された。