昨晩の海外市場は、米10月ADP全米雇用報告やISM非製造業指数が、強い結果となり、一時ドル買いが見えるも、注目のFOMCの結果を受けて、ドルに売り戻しが優勢となった。FOMCの声明では、テーパリングを11月から開始、想定通り月間150億ドルペースで、買い入れ額を削減することを発表したが、想定の範囲に留まった。ただ、パウエルFRB議長が記者会見で、「インフレは一過性とみられる要因で上昇」、「まだ利上げのタイミングではない」、「FRBは利上げに関して忍耐強くいることができる」と発言したことで、ドルの売り戻しとなった。ただ、米10年物国債利回りは、米財務省が3年、10年、30年物国債の発行規模の縮小を発表したが、高止まりが続き、1.607%まで上昇した。またNY株価3指数は、4日連続で最高値を更新した。
ドル円は、113.72から114.22まで一時上昇もこのレンジで上下、ユーロドルは1.1616、ポンドドルは、1.3693まで一時反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は131.76を安値に132.41、ポンド円は154.97から156.08まで反発、オージー円は84.59から84.99、NZD円が81.78、カナダ円は、OPECプラス会合を前に原油価格が大幅下落に下落するも、92.06まで買い戻された。