昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米FOMCを控えて、様子見ムードが残る中、まちまちの展開。米10月製造業PMIの改定値が予想を下回った一方、10月ISM製造業景気指数が、市場予想をわずかに上回り、総じて影響は限られた。イエレン財務長官が「インフレは近年よりも高くなっているが、これはパンデミックによるもので一時的」と述べているが影響は不透明も、米10年物国債利回りは、1.605%まで上昇し後、1.557%まで低下した。一方株価面では、NY株価3指数は、揃って最高値を更新したが、リスク志向の動きは広がっていない。
 ドル円は、114.44を高値に、米長期金利の低下を受けて113.94まで売りに押された。またユーロドルは1.1609まで買い戻しが優勢となったが、ポンドドルは、英仏漁業権問題の深刻化を背景に、対ユーロでの売りが圧迫し、1.3642から1.3694で上下した。トラス英外相は、「フランスが漁業権について撤回をしなければ行動を示す」と発言している。
 一方クロス円では、ユーロ円は132.00から132.45まで反発、ポンド円は156.39から155.61まで売りに押され、オージー円は85.64から86.07、NZD円は81.90から82.22で上下、カナダ円は92.50を高値に92.11まで値を下げた。