昨晩の海外市場は、米長期金利の高止まりや月末・四半期末のドル買い需要に、ドルの上昇が続いた。米10年物国債利回りは、昨日の1.560%から1.496%まで低下後、1.553%まで反発、NY株価3指数は、値ごろ感から反発してスタートし、NYダウやS&Pは、プラス圏を保ったが、ナスダックはプラス圏を維持出来ずに引けた。ECBフォーラムで、ラガルドECB総裁が「ユーロ圏は年末には危機前の水準まで戻すだろう」、「現在のインフレ高も一時的」、パウエルFRB議長が「インフレが予想よりも高いままであれば、FRBは対応する」、「利上げまでには非常に遠い」と発言したが、新味はなく影響は見えなかった。
ドル円は、今年の高値を更新する112.05まで上昇、ユーロドルは、昨年7月以来の安値となる1.1590まで下落、ポンドドルも今年1月以来の安値となる1.3412までじり安となった。
一方クロス円では、ユーロ円は129.68まで下落後130.04まで反発、ポンド円が149.92から150.53、オージー円は89.19から80.53で推移、NZD円が76.78、カナダ円が87.65まで一時下落した。