昨晩の海外

昨晩の海外市場は、まちまちの展開も米長期金利の上昇を受けて、円売りが優勢となった。米10年物国債利回りは、米8月耐久財受注額が予想を上回ったこともあって、1.515%まで一時上昇もウィリアムズNY連銀総裁が「利上げの基準はまだ満たしていない」、ブレイナードFRB理事が「テーパリングのアナウンスを利上げのシグナルと捉えるべきではない」と述べ、上げ渋った。一方NY株価3指数はで、NYダウが上昇するも、ナスダックやS&Pが軟調推移となり、リスクオン相場の動きは見えていない。
 ドル円は、111.07まで上昇、ユーロドルは、独連立政権樹立を巡る不透明感から1.1685まで売り込まれたが、ストップ・ロスをつけきれず1.1711まで反発、ポンドドルは、ベイリー英中銀総裁が「インフレに対応するために必要なら金利も手段となる」と述べ、対ユーロでの買いを伴って1.3730まで反発、ユーロポンドが0.8528まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が129.48から129.94、ポンド円は152.21、オージー円は80.91、NZD円は77.94まで反発、カナダ円は、原油価格の上昇を受けて、87.97まで上昇した。