昨晩の海外

金曜日の海外市場は、クワドプル・ウィッチンングを迎えたNY株価が軟調推移、米長期金利の上昇も伴って、リスクオフのドル買いが優勢となった。米10年物国債利回りは、9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値が予想を下回ったが、1.385%まで上昇した。またNY株価3指数は、NYダウが231ドル、ナスダックが183P,S&Pが46P下落した。要人発言では、デギンドスECB副総裁が、「今年のユーロ圏インフレ率は予想以上に高進する可能性がある」、マクルーフ・アイルランド中銀総裁が「現在の物価上昇は一時的で、過大評価されている」とまちまちの発言で、市場に影響は見えなかった。
 ドル円は、動意に薄い中110.08まで一時上昇、ユーロドルが1.1725、ポンドドルが1.3728まで売りに押された。
 一方クロス円も軟調な展開。ユーロ円が128.91、ポンド円が150.97、オージー円は79.86、NZD円は77.25まで下落、カナダ円は、原油価格が一時2%近く下落したことを受けて、86.09まで値を下げた。