昨晩の海外市場は、軟調な株価や資源価格の急落を受けて、リスク回避の円の買い戻しが優勢となった。ただ、NY株価は、ダウはマイナス圏で終わったが、ナスダックやS&Pは、プラス圏で引け、押し目買いも出ていた模様。米経済指標としては、8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や週間新規失業保険申請件数、7月景気先行指標総合指数は、まちまちの結果となり、総じて影響は限られた。また米10年物国債利回りは、1.233%から1.248%で揉み合いに留まった。
ドル円は、110.23を高値に、クロス円の売りに圧迫されて109.84まで一時下落、ユーロドルは、アジア時間の安値1.1666から1.1704まで一時反発、ポンドドルは、対ユーロや円での売りも伴い1.3638まで下値を拡大した。
一方クロス円では、ユーロ円が127.94を安値に、128.46で推移、ポンド円は149.63まで下落後も軟調を続け、オージー円は、鉄鉱石価格の急落を受けて78.25まで下落、NZD円は74.57を安値に75.29まで反発、カナダ円は、原油価格の下落を受けて、85.58まで値を下げた。