昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米週間失業保険継続受給者数が予想より改善、7月卸売物価指数が予想を上回り、米長期金利が高止まりしたことで、ドルは堅調な推移を続けたが、ただ、夏休むムードも伴って、総じて動きの鈍い展開に終始した。米10年物国債利回りは、1.377%まで上昇後、1.351%前後まで小緩んだが、30年物国債入札後、1.378%まで上昇幅を広げ、デイリーSF連銀総裁が、「早ければ今年中にテーパリングを開始する可能性」と発言したが、ドル買いは限定された。また、NY株価3指数は、プラス圏で引けたが、リスクオンの動きは広がっていない。
 ドル円は110.55から110.32、ユーロドルは1.1748から1.1724の小動きに終始し、ポンドドルは、英6月月次GDPが、予想を上回ったが、対ユーロでの売りに押され、1.3795まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が129.71から129.39で上下、ポンド円が152.34まで売りに押され、オージー円が80.96、NZD円は77.23、カナダ円は88.07まで下落した。