昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米7月消費者物価指数の発表を前に、10年物国債利回りが、1.376%まで上昇したことで、一時ドル買いが強まったが、発表された消費者物価指数では、前年比では、総じて予想通りの結果も、エネルギーと食品を除くコア指数が、前月比で上げ渋ったこと、10年物国債入札が好調だったことで、10年物国債利回りが1.303%まで低下、ドルの売り戻しにつながった。NY株価は、ナスダック指数が続落も、NYダウとS&Pは連日で最高値を塗り替え、タカ派のジョージ・カンザスシティ連銀総裁が「テーパリングする時が来た」、カプラン・ダラス連銀総裁が、「9月にテーパリングを発表し、10月から開始すべき」と発言したが、反応は見えなかった。
 ドル円は、110.80を高値に110.32まで下落、ユーロドルは、1.1706の安値から1.1753、ポンドドルは、1.3803から1.3888まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円は129.81から129.59で上下、ポンド円は152.87を安値に153.30まで反発、オージー円は81.12から81.59、NZD円は77.44から77.94まで買い戻され、カナダ円は88.47から88.22で揉み合いに留まった。