昨晩の海外市場は、中国のネット企業に対する規制強化を嫌気して、アジア株や欧州株が大きく下落したことで、NY株価3指数も6日ぶりに反落、リスクオフ・ムードが高まるも、オセアニア・資源国通貨売りを除くと、リスクオフのドル買いは強まっていない。米経済指標としては、6月耐久財受注額が予想を下回り、一時ドル売りを強めるも7月消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回り、影響は限定された。
米株価3指数は、NYダウが266ドル安、ナスダックが336ポイント、S&Pが49ポイント一時下落するも、シューマー民主党・上院院内総務が超党派のインフラ法案の上院通過について楽観的な見通しを示したことが支えたが、3指数も6日ぶりにマイナス圏で引けた。
ドル円は、IMFが、G7で唯一日本の経済成長見通しを引き下げたが影響は見えず、米10年物国債利回りが1.229%まで低下したことなどもあって109.59まで下落、ユーロドルが1.1841、ポンドドルは、1.3895まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が129.55を安値に130.01、ポンド円は151.58から152.53まで反発、オージー円が80.64、NZD円が76.22、カナダ円は87.09まで売りに押された。