金曜日の海外市場は、ブラード・セントルイス連銀総裁が「FOMCは、必要であれば政策調整の準備をすべき」、「最初の利上げは2022年後半になる見通し」との見解を示したことをきっかけに、米2年物国債利回りが0.284%まで上昇、ドル買いが再開された。ただ、米10年物国債利回りは、1.438%まで低下したが、米株価3指数が、下げ幅を拡大したことで、リスク回避の動きが続いた。
ドル円は109.94を安値に110.48まで反発後、110.04まで売りに押され、ユーロドルは、独5月生産者物価指数が予想を上回ったが、上値は重く、1.1848まで値を下げ、ポンドドルも、予想を下回る英小売売上高もあって、1.3792まで下落した。
一方クロス円も終始上値の重い展開から、ユーロ円が130.61、ポンド円が152.00、オージー円は82.43、NZD円は76.34、カナダ円は88.35まで下値を拡大した。