金曜日の海外市場は、月末を睨んだドル買いも、米長期金利が低下傾向を示したことや英米の3連休を控えて、巻き戻しが優勢で引けた。
米経済指標としては、米4月個人所得・消費支出や5月シカゴ購買部協会景気指数が、予想を上回ったが、5月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値が、予想を若干下回り、影響は限られた。米10年物国債利回りは、昨日の1.623%への上昇から1.579%まで低下、NY株価3指数ともプラス圏で引けたが、バイデン大統領の予算教書演説は、想定の範囲の内容に留まり、更なる株価の押し上げには、つながらなかった。
ドル円は110.20まで上昇後、米長期金利の低下を受けて109.74まで売りに押され、ユーロドルは、1.2133まで下落後、1.2205まで反発、ポンドドルは、1.4206から1.4137で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が134.00から133.061、ポンド円は156.05から155.69で上下、オージー円は84.56、NZD円は79.46まで売りに押され、カナダ円は90.77から91.17まで一時値を上げた。