昨晩の海外市場は、リスク回避の動きが優勢となった。軟調な株式市場やビッドコインが30%を超える急落となったことで、欧州市場からドル買いが優勢となった。ビッドコインの急落は、中国が、「金融機関に対して、暗号資産を人民元や外貨に交換するといった業務を禁止する」通知を出したことが嫌気された。また注目のFOMC議事録において、複数の参加者が「経済が目標に向けて急速に回復した場合、今後の会合でテーパリング協議を開始するべき」と示唆していたことが判明し、更にドルを後押しした。米10年物国債利回りは、1.618%まで低下後、1.692%まで上昇、NYダウは一時586ドル安まで下落した。
ドル円は109.34を高値に、米長期金利の低下を受けて108.57まで下落後、FOMC議事録の結果を受けて109.30まで反発、ユーロドルは1.2245から1.2160まで下落、ポンドドルも1.4099まで下落した。 一方クロス円では、ユーロ円が133.44から132.064、ポンド円が154.82から153.55、オージー円が84.05、NZD円が77.94、カナダ円は90.58から89.60まで一時値を下げた。