昨晩の海外

昨晩の海外市場は、先週末の弱い米4月雇用統計を受けたドル売りの流れも、エバンス・シカゴ連銀総裁が、先週の弱い雇用統計を受けて、「強い雇用に戻ると楽観的」と発言、カプラン・ダラス連銀総裁が、「4月の米雇用統計は予想を大きく下回ったものの、今年は雇用が力強く伸びるとの見方を変えていないとし、量的緩和縮小を巡る討議を開始したい」と表明したことで、NY株価が下落したことで、米長期金利が下げ止まりを見せ、リスクオフの動きがドルの下値を支えた。NYダウは、史上高値更新後、マイナス圏に沈み、ナスダック指数は、350ポイント、S&Pは44ドル安で引けた。また、米10年物国債利回りは、1.561%から1.609%まで上昇した。
 ドル円は、東京時間夕方の109.06を高値に、108.65まで下落、ユーロドルは1.2137から1.2178で上下、ポンドドルは、対ユーロでの買いもあって1.4159まで上昇した。また、ユーロポンドは ジョンソン首相が、「5月17日にロックダウンのステップ3に進む」、「ロックダウン緩和をさらに進めることができると確信」などと発言したこともあって0.8588まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は132.03まで下落、ポンド円が154.04まで上昇、オージー円が85.25、NZD円は79.05まで売りに押され、カナダ円は89.68から90.12まで上昇した。