昨晩の海外市場は、注目の米2月消費者物価指数のコア指数が、市場予想を下回ったことで米長期金利が低下。ドルの売り戻しにつながった。また、米国の1.9兆ドル規模の追加経済対策案が下院で再可決し、バイデン大統領の署名で、12日にも成立する見通しからNYダウが556ドル高まで最高値を更新して上昇し、ドルの上値を抑えた。
ドル円は、「日銀は国債金利がより柔軟に動く方法を政策点検で検討している」との一部報道もあって、108.34まで下落、ユーロドルが1.1927、ポンドドルが1.3936まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が129.42を高値129.04、ポンド円が151.20から150.63まで売りに押され、オージー円は83.93、NZD円が78.02まで揉み合いながら上昇、カナダ円は、カナダ銀行が政策金利据え置いたが、声明で「引き続き大規模金融政策が必要で、2%のインフレ目標の持続的達成のため政策金利を下限で維持する」と示されたことで、85.77まで下落した。