昨晩の海外市場は、主だった材料のない中、米長期金利の動き一喜一憂するも総じて揉み合い気味の展開に留まった。NY株価3指数は、イエレン財務長官の「米国が新型コロナウイルスの影響に対して、強力な刺激策を制定できれば2022年中に完全雇用に戻ることが出来る」との前日の発言や好調な米企業決算を受けて、史上高値を更新する堅調な動きを続けたが、リスクオンのドル売りはそれほど強まっていない。尚、「米テスラが、15億ドルのビットコインを購入」との報道を受けて、ビッドコインが43725ドルの過去最高値を付けた。
ドル円は、105.67を高値に105.15まで売りに押され、ユーロドルは、ラガルドECB総裁の「緩和的な金融政策スタンスは依然として不可欠」との発言が上値を抑え、1.2020から1.2066で上下、ポンドドルは1.3680まで下落後、1.3750まで再反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は126.65、ポンド円は144.42まで下落、オージー円は80.84から81.20、NZD円は75.81から76.13、カナダ円は82.72から82.41で揉み合った。