金曜日の海外市場は、米1月雇用統計の結果を受けて、ドルの売り戻しが優勢となった。1月失業率は、6.3%と予想を下回ったが、非農業部門雇用者数は、前月比+4.9万人とほぼ予想通り、平均時給が下振れし、前月の非農業部門雇用者数が下方修正されたこともあって、強いとの期待感が強まっていただけに、失望的なドル売りにつながった。NYダウは、米上下院が、バイデン大統領が提案した1.9兆ドル規模の経済対策案の承認が可能になる予算決議案を可決したとの報道を受けて、196高まで上昇したが、週末を控えて上げ渋った。
ドル円は、105.77まで上昇後105.34まで下落、ユーロドルは1.2050、ポンドドルも1.3740まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が127.00まで反発、ポンド円は144.90、オージー円は80.92、NZD円は79.96、カナダ円は83.64まで一時上昇した。