昨晩の海外市場は、株価が堅調に戻りを試す中、リスクオンのドル売りは強まらず、ワクチン供給のトラブルから、欧州通貨売りが優勢となった。米1月ISM製造業景気指数が、58.7と予想の60.0を下回ったが、8か月連続で景気の境目となる「50」を上回っており影響は見えなかった。またNYダウは、投機的な動きが収まるとの見方やNY州の新型コロナウイルス感染が落ち着きを見せたことで、353ドル高まで上昇した。その他、銀先物3カ月物が、投稿型のオンライン掲示板「レディット」の書き込みをきっかけに、8年ぶりの高値となる30.35ドルまで一時上昇したが、資源通貨の買いには特別つながっていない。
ドル円は105.04まで上昇、ユーロドルは、独12月小売売上高指数が予想より弱い内容だったこともあって1.2058まで売りに押され、ポンドドルは、1.3657まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円が126.60まで下落、ポンド円は144.11の高値まで上昇後143.38まで売りに押され、オージー円は80.22から79.93、NZD円は75.41から75.09で揉み合い、カナダ円は82.06から81.69まで値を下げた。