昨晩の海外市場は、軟調な欧米株価を受けて、一時リスク回避的な展開も、株価が下げ止まりを見せたことで、ドルの買いは限定された。NYダウは、バイデン大統領の追加経済対策の承認が、議会が難航するとの見方、メルクがワクチン開発から撤退を発表、一部のネット証券のシステム・トラブルもあって一時432ドル安まで下落したが、その後、カリフォルニアの制限解除や米企業の決算期待から値を戻した。またナスダックとS&Pは、最高値を更新した。ただ、マコネル上院院内総務は、「バイデン大統領の景気対策案は的を外している」と発言している。
ドル円は、103.94まで一時上昇も小動きが続き、ユーロドルは、市場予想を下回った1月ifo企業景況感指数もあって1.2116まで売りに押され、ポンドドルも1.3649まで値を下げた。尚、コンテ伊首相が、26日朝にも辞任する見通しが伝わっている。
一方クロス円では、ユーロ円が125.81、ポンド円は141.66、オージー円が79.77、NZD円は74.46、カナダ円は81.25まで一時売りに押された。