昨晩の海外市場は、クリスマス休暇を控えて、ドルの買い戻しが優勢となった。株価面では、ナスダック指数は、巣籠需要で最高値を更新するもNYダウは、新型コロナ変異種の感染拡大懸念で200ドルを超える下落となったこともドルの買い戻しを誘った。米経済指標としては、7-9月期GDPの確定値は、予想を上回ったが、コンファレンスボードの12月消費者信頼感指数は、予想を下回り、影響は限定された。
ドル円は103.74まで反発、ユーロドルは、IMFが「ユーロ圏の来年の経済回復が鈍化する」と発表したことなどから1.2152まで下落、ポンドドルは、新型コロナ変異種の感染拡大で各国から入国停止措置が発表されたことや「EUが、英国の漁業権に関する提案を拒否」との報道を受けて1.3304まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は126.03、ポンド円は138.01まで下落、オージー円は77.86から78.22、NZD円は72.82から73.18、カナダ円は08.41から80.15で揉み合った。